2007-01-01から1年間の記事一覧

休暇中に読んだ本①

Slow Man作者: J.M. Coetzee出版社/メーカー: Vintage Books発売日: 2006/10/03メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る おもに行きの飛行機の中で読む。話は、初老の主人公、Paul Raymentが自転車に乗っている最中に交通事故に遭い、片…

日帰り出張

駅プラットホームに立つ「じゃんがら(自安我楽)念仏」像。

ゴールドフィンガー

今朝の朝日新聞日曜版を開いたら、ロンドンのモダニズム・リバイバル期の建築だという「トレリック・タワー」というのが紹介されている。設計はハンガリー出身のエルノ・ゴールドフィンガー(1902-1987)、パリで建築家となり、コルビュジエやジョン・ケージと…

夜の来訪者

夜の来訪者 (岩波文庫 赤294-1)作者: プリーストリー,安藤貞雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/02/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 71回この商品を含むブログ (84件) を見る 電車の行き帰りで読了。じつはプリーストリーは初読。なんとなく感じ…

踏み惑う

新宿南口の紀伊国屋書店で資料探し。でも、慣れない分野の書棚なので、まったく見当がつかず、書物の森で踏み惑っている気分になる。土地勘の無い地方に来た感じ。 しょうがないので洋書の棚で新刊チェックなど。こちらも最近ずいぶん怠っていたので、いろい…

日常茶飯事

もはや日常茶飯事と化しているが、やや自虐気味のライティング・ブロックに悩まされつつ執筆中。もっと楽に書き飛ばせるようにならないかなぁ、と安易な夢。写真の場所はブログの内容とは無関係で、僕はしばしばこの近くを通る。駅のホームから撮影した、ど…

偉大なる巨匠

ようやく六本木のル・コルビュジエ展に行って来た。それはもう充実した展示で、満足の2時間半、もっとゆっくり見れれば良かったのだが。以下、箇条書き。 ① ところどころに設置された映像展示がとても効果的で、特にCGで再現された空間構成が素晴らしい。コ…

ワイルド・ライフ

パソコンに向かって作業をしていたら、家の中に進入していたトカゲに邪魔される。数分の格闘の末、なんとか血を見ずに撃退することに成功。彼は夜の闇の中に消えていった…。 そういえば先日は近所の路上でヘビがのたくっているのも目撃した。夏の訪れととも…

忘却の淵

この前日あたりから気を取り直して翻訳に再着手。やれるうちに切りの良いところまでやってしまおう。 夜は他分野セッション飲み会、みたいなもの。いろいろ話が聞けるのが楽しい。専門分野としての人文学の行く末についてともに考える。 近場の古書店で、ア…

パブリシティ

マスメディアとしての近代建築―アドルフ・ロースとル・コルビュジエ作者: ビアトリスコロミーナ,Beatriz Colomina,松畑強出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 1996/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (12件) を見る 先日古…

レポート

一日中ひたすらレポートを読み続け、50枚ぐらいに達した時点でどっと疲れが出る。思ったよりも体力勝負。 時には面白い洞察が込められているものもあるが、しばしば疑問を言葉にして、それだけで終わり、というケースもけっこう多く見られる。そこはこの先の…

まちがい

際限なく買ってしまうのが嫌で、しばらくAbeは使わないようにしていたのだが、最近、新しく見えてきた方向性があるので、先日いくつかまとめて注文。そのなかの一冊に、アメリカで1ドル、というのが出ていて、「あーなんかお買い得だな、きっと当時は沢山刷…

イラストレーション

ヴィクトリア朝万華鏡作者: 高橋裕子,高橋達史出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1993/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る あれっ、本の画像が出ない。なかなかの美本なのに…。言葉で説明すると、表紙―背表紙―裏表紙と一枚でWilliam Powell …

ばったり

地元のスーパーで他学科の同僚にばったり。うーん、そういう地域だったのか(今更ながら)。

譲歩節

吉祥寺→池袋→田町と、やや肝臓に悪い行為を繰り返す週末。気づいてみると、まだ最初のやつの事後処理も終わってない。はあ。 あと1週間、これがまた仕事で盛り沢山…。 そいえば、むやみに高い声を出そうとして、やっぱり無理なことに気がつく。もっと低めで…

鏡と物語

The Facts Behind the Helsinki Roccamatios作者: Yann Martel出版社/メーカー: Canongate Books Ltd発売日: 2005/06/30メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る やっぱり最近疲れが溜まっているのか、水曜日・木曜日は帰ってくるなりふ…

チェーザレ

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)作者: 惣領冬実出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/10/23メディア: コミック購入: 6人 クリック: 110回この商品を含むブログ (199件) を見る 先週の土曜ははじめて某会の例会なるものに参加、なかなか面白くて、…

グローバル空間

フライトプラン [DVD]出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント発売日: 2006/05/24メディア: DVD クリック: 35回この商品を含むブログ (288件) を見る これをアクション映画として観てはいけない。「高度四万メートルを飛行するジェット…

タブロイド

仁義なき英国タブロイド伝説 (新潮新書)作者: 山本浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 一冊目は比較的最近のエピソードが豊富で小ネタ収集に良さそう。目次の後ろの見開…

動物と語る人の面影

ドリトル先生の英国 (文春新書)作者: 南條竹則出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (8件) を見る なにかこう、新書ばかり読んでいるような印象を与えるかもしれないが、僕はけっこうこの媒…

初営業

現在の勤め先の営業を初体験。持参したパソコンが立ち上がらず、はじめ「これはいよいよ壊れたか?」とかなり焦った(なにしろ、現在の相棒はもう5歳近いベテランなので…)が、どうやら先に接続した機材との相性が悪かったらしく、コードをはずしたらウィン…

タテのものをヨコにする

いまどきの若者たちは何を読んだり観たりしているのか気になって、今日たまたま聞いてみていたら、「携帯小説を読んでます」という答えが返ってきて、まあ、ここまでは想定の範囲内。だが、この後、「どんなところが面白い?」と訊ねたら、「ヨコ書きなので…

ばれえりゅす

1910,20年代ぐらいのパリ・ロンドンの文化環境(どちらかというと上流向け)に思いを馳せるには見ておいたほうがよさそうな展示だなあ、と思っていたのだが、でも京都かー、と嘆息していたら、夏の間は庭園美術館に来るらしい。よし。

精霊の

精霊の守り人 (新潮文庫)作者: 上橋菜穂子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/03/28メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 135回この商品を含むブログ (357件) を見る 普段あんまりファンタジーは読まない人なんですが、話題のものが文庫本になっているのを…

カタログ

仕事帰りに近所の古本屋に寄ったら、いくつかカタログの掘り出し物が。まずは1987年の冬に国立西洋美術館で開かれた、ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館所蔵による『イギリスのカリカチュア』展。ホガース以前から、ローランドソン、ギルレイ、ドイル…

ディケンズを観る

デビッド・コパーフィールド [DVD]出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー発売日: 2001/01/25メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る オリバー・ツイスト [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2006/06/30メディア: DVD購入: 1人 クリック: 2…

ハイテク

10+1のウェブサイトで横手義洋さんという方が2007年3月に撮影したロンドンの建築写真が公開されているのが目に留まった。いかにもロンドンらしく、ちょっと曇った春の日の撮影となっているが、いわゆる「近代化遺産」といったものから、ノーマン・フォスター…

友達感覚

授業で、「サミュエル・ジョンソン」とか「アレクサンダー・ポープ」という人名を出した時に書いてもらったリアクション・ペーパーを読んでいて、少なからぬ学生さんが「サミュエルは…」とか、「アレクサンダーは…」とか書いてくれていることに気がついた(…

リチャード

今朝の新聞によると、リチャード・ローティが8日に亡くなっていたらしい。享年75歳。それほど詳しく読んだわけではなかったが、「これでホントに良いのか!?」と思わせつつもぐいぐい読ませる彼のひねくれた性格がよく表れていた文章を、僕は結構好きだった…

ゲドを読む?

比較的朝早くに起きて英作文の添削の後、午後表参道のスパイラルにて某所の編集者さんにお会いする。六本木で開催中のル・コルビュジエ展のカタログと招待券を頂く。嬉しい。ただし、今はとても混んでいるので、土・日には行かない方が良いというお話である…