忘却の淵

この前日あたりから気を取り直して翻訳に再着手。やれるうちに切りの良いところまでやってしまおう。


夜は他分野セッション飲み会、みたいなもの。いろいろ話が聞けるのが楽しい。専門分野としての人文学の行く末についてともに考える。


近場の古書店で、アーノルド・ハウザーの『芸術と文学の社会史』(原著1951年)が全3巻まとめて350円で売っていた(!)のをゲット。現状では、彼はすっかり忘れ去られているということだろうか。ゴンブリッチの批判を検討してみたい。英語ではジョナサン・ハリスの序文つきで、1999年にペーパーバックで再刊されている。むしろ近年の美術史や視覚文化研究に通じるところがある、ということか。

8月6日追記:先日のゼンパーはドイツ出身の建築家、世紀転換期のウィーン美術史会では、リーグル ⇔ ゼンパーという一つ大きな対立軸があった、という話をさっそくハウザーに教えてもらった。 なるほどねえ、一つ知識を拾う。