2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今月読んだ本

現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/17メディア: 新書購入: 4人 クリック: 116回この商品を含むブログ (58件) を見る ここ数ヶ月はおもいっきり濫読するつもりでやっ…

激突!

午後、数年ぶりの運転をしようと運転席に座ったはいいが、駐車場から出る段階でギブアップ。力んでアクセルを踏み込んだら壁に「激突!」しそうになってしまった。最近免許を更新したので浮かれていたのか、実質ペーパードライバーはやっぱりコワイ…。 しば…

どれ?

大エルミタージュ美術館展at上野東京都美術館に行ってきた。 この朝直前まで六本木のクリーブランド美術館展とどちらにしようか迷っていたのだが、エルミタージュのためだけに単身ロシアに乗り込む機会もそうないだろうと考えたら自然と上野に足が向かう。平…

80年代の回帰?

このところ何冊か1980年代をネタにした本が目についたような気がする。反省?ノスタルジー?それとも回帰?うーむ…ここしばらく景気が「良い」らしい(あらゆる反証にもかかわらず)から、ちょっと心配。いや、別に読んではいないのですが、最後のやつを…

「燻製鰊」をうばいあう

ベルギー王立美術館展at上野の続き。 僕にとってはこの展覧会のメイン・イヴェントはやはりなんといってもジェイムズ・アンソールだった。僕は作品と自我の距離が近い、やや表現主義的な画家たちに惹かれる傾向がある。例えば、cat.no.80『燻製鰊をうばいあ…

渡辺の…

所要で朝から三田に向かう。行きの電車のなかでぐうぐう。地下鉄を出ると、建築会館(中庭スペースが面白そうな建物)の脇を通り、その後慶応義塾の正門前を左に入る。イタリア大使館宿舎を右手に見て進むと渡辺綱ゆかりの界隈だそうだ。いい街並みで、この…

パティニール/パノラマ

ベルギー王立美術館展at上野国立西洋美術館に行ってきた。 いや、パティニールと直接関係はないのだけど(この画家の絵は展示されてない)、ここにその画像を載っけたのは「世界風景」を創始したと言われる画家のパノラマがどんなものか、気になったのでちょ…

ビックリマン

定本 物語消費論 (角川文庫)作者: 大塚英志,西島大介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/10/25メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 201回この商品を含むブログ (133件) を見る 悪い意味で流行には流されないタチだ、という自覚がある。 そう思ったきっか…

ライスダール

ここ数日、ライスダールのことが頭をついて離れないのだが、それにしても奇妙なことに、僕はこの画家のことをしばらく忘れていた。 良い絵に出会い直すということは、人と出会うことにも似ている、と思う。自分の若さゆえにその絵の魅力が分からない、そんな…

両てんびん

今日は一日中 "If"節の使い方を考えながらだらだら。 文法ばかりクローズ・アップすれば「使うもの」としての英語まであたまが回らなくなってしまうはある意味当然、だが、コミュニケーションばかりに注意が行くと、まずそもそも十分な文法や語彙が入ってい…

エッフェル塔

エッフェル塔 (ちくま学芸文庫)作者: ロランバルト,Roland Barthes,宗左近,諸田和治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (16件) を見る今朝、バルトの『エッフェル塔』を久々にちらっと…

意図を読む

インテンショナル・ファラシー*1はそれほど大事ではなく、実のところ破るためにあるようなルールだ、とひそかに思っている。というのも、人との対話にしろ、書物にしろ、絵画にしろ、その相手がどんな人なのか、という(漠然とした)イメージをつかむのはと…

ビールのつまみ?

昼間、池袋東武の近くの東京芸術劇場に行ってお茶を飲む。立派な建物だがもうずいぶん古いらしく、屋根がところどころくすんでいるように見える。*1大ホールへと通じる大きなエスカレーターの上から吊るされた天井飾り(金色の四角い物体の群れが不規則に連…

エスノロジー

昨日の本を朝の電車のなかで読了する。話が落ちているような、落ちていないような。エスピオナージのネットワークを兼ねるエスノロジーの知=権力と宗教的言説との関係が気になる。*1前者は後者を相対化しきっているのか?そもそも当時のインドにおいては、…

インド

現在、明日の準備をしながらキップリングの長編を読んでる最中。恥ずかしながらこの作家のものはずっと前に岩波文庫で短編を読んで以来なので、なんだか新鮮に感じる。そういえばその間に "Mary Postgate"は(勿論)読んでいるのだが、これはむしろ第一次大…

リハビリテーション(文体練習)

最近どうも、「書きたい」という欲望が弱まっているような気がする。 正直、これは困りモノだ。書くことで生計を立てているわけではないが、書く作業は僕のやっていることの、欠かせない一部なのだから。少しずつでもまた言葉を書き連ねてゆけば、また書ける…