タブロイド

仁義なき英国タブロイド伝説 (新潮新書)

仁義なき英国タブロイド伝説 (新潮新書)


一冊目は比較的最近のエピソードが豊富で小ネタ収集に良さそう。目次の後ろの見開きページで『サン』『デイリー・ミラー』をはじめとするタブロイド紙と『ガーディアン』『タイムズ』など(一応)一般紙との部数比較なども行っていて便利。


タブロイドの部数は凄いけど、同時に、戦間期に新聞王ノースクリフ卿を継いだ弟のローザミア卿が散々『デイリー・メイル』でファシズム賛美を繰り返したのに国民の大半はあんまりなびかなかったわけで、そこらへんなんでなんだろう。もっといろいろ読んでみよう。


Visions of the Press in Britain, 1850-1950

Visions of the Press in Britain, 1850-1950


二冊目は書評が良かったので購入。これまでの通説に手堅い修正を加えてゆく感じ、良心的な研究。