2006-01-01から1年間の記事一覧

関東では久々に大雨が降っている。そんななかだったが、年内は一応最後ということで大学へ行って資料収集。よく考えると図書館に行ったのは今月これでたったの2回目。最近はやや確信犯的にサボっているからといって、いくらなんでも少なすぎないか?と我な…

今年の展覧会ベスト10

だいぶ体調が良くなってきた。さてはモツ鍋が効いたのか?酒で相殺しているような気がしないでもないが…。 それはともかく、巷のクリスマスシーズンも無事に過ぎ、いよいよ年末休暇気分に本格的に突入。年越しで続くやつを除けば特別展などもあらかた終わっ…

出版史/インキュナブラ

うーむ、体調が良くない。いったん体調が悪化するとすべてにおいてやる気がなくなってしまう…書く気も含めて。イギリス小説出版史―近代出版の展開作者: 清水一嘉出版社/メーカー: 日本エディタースクール出版部発売日: 1994/10メディア: 単行本 クリック: 4…

絶品

風邪気味でややのどが痛いので一日在宅。少し大掃除の手伝い。シラバス草稿など考える。 僕はあまり甘いものにはこだわりがないのだが(決して嫌いなのではないけれど)、今日の昼すぎ、たまたまもらい物のプリンを食べると、これが絶品。やわらかな舌触りと…

モダニズム(以降)の建築

http://news.yahoo.com/s/afp/20061128/lf_afp/afplifestyle

暴走する網膜

果たして今の僕にこんなことをしている余裕はあるのか?来年のことをもっと真剣に考えるべきではないのか?締め切りも近いし…という心の声にはとりあえず耳を塞いで(もう後の祭り)、午前中から「大竹伸朗 全景 1955−2006」展at東京都現代美術館に向かう。…

印度への道

Penguin Classics Passage To India作者: E M Forster,Pankaj Mishra,Oliver Stallybrass出版社/メーカー: Penguin Classic発売日: 2005/08/30メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見るようやく読み終わった。10年程前に文庫(翻訳)で通…

サイード自身によるサイード

サイード自身が語るサイード作者: エドワード・W.サイード,タリクアリ,Edward W. Said,Tariq Ali,大橋洋一出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/12/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (22件) を見る ありがとうございました。とて…

ドキュメンタリー

今読んでいる本によると映画関係の世界では今ドキュメンタリーが見直されつつあり、ドキュメンタリー的なスタイルを持った作品も含めてちょっとしたブームになっているらしい。以前、ポストモダンの全盛期には「ノンフィクション」すらフィクションの文法に…

近代印刷の「起源」

ひさびさに大学に行って資料収集。午前中早く出てちょっと時間があったのでずっと以前から気になっていた印刷博物館に向かう。JRの飯田橋駅を降りて首都高速沿いにてくてく歩くことおよそ10分、写真のトッパン小石川ビルのB1Fに入っている。流石に平日の…

麦の穂をゆらす風

午後からの仕事の前にシネ・アミューズat渋谷にて「麦の穂をゆらす風」を観る。劇場で映画を見るのはかなりひさびさ。

エドノユーワク

ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」at両国・江戸東京博物館に行ってきた。 すごい人混みで、チケット売り場から少し並んでいる。人の後ろから絵を覗き込むものだから、首が疲れた。 いろいろあるなかでは、やはり葛飾北斎、あとは宮川長春などが…

今月読んだ本

現代建築に関する16章 〈空間、時間、そして世界〉 (講談社現代新書)作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/17メディア: 新書購入: 4人 クリック: 116回この商品を含むブログ (58件) を見る ここ数ヶ月はおもいっきり濫読するつもりでやっ…

激突!

午後、数年ぶりの運転をしようと運転席に座ったはいいが、駐車場から出る段階でギブアップ。力んでアクセルを踏み込んだら壁に「激突!」しそうになってしまった。最近免許を更新したので浮かれていたのか、実質ペーパードライバーはやっぱりコワイ…。 しば…

どれ?

大エルミタージュ美術館展at上野東京都美術館に行ってきた。 この朝直前まで六本木のクリーブランド美術館展とどちらにしようか迷っていたのだが、エルミタージュのためだけに単身ロシアに乗り込む機会もそうないだろうと考えたら自然と上野に足が向かう。平…

80年代の回帰?

このところ何冊か1980年代をネタにした本が目についたような気がする。反省?ノスタルジー?それとも回帰?うーむ…ここしばらく景気が「良い」らしい(あらゆる反証にもかかわらず)から、ちょっと心配。いや、別に読んではいないのですが、最後のやつを…

「燻製鰊」をうばいあう

ベルギー王立美術館展at上野の続き。 僕にとってはこの展覧会のメイン・イヴェントはやはりなんといってもジェイムズ・アンソールだった。僕は作品と自我の距離が近い、やや表現主義的な画家たちに惹かれる傾向がある。例えば、cat.no.80『燻製鰊をうばいあ…

渡辺の…

所要で朝から三田に向かう。行きの電車のなかでぐうぐう。地下鉄を出ると、建築会館(中庭スペースが面白そうな建物)の脇を通り、その後慶応義塾の正門前を左に入る。イタリア大使館宿舎を右手に見て進むと渡辺綱ゆかりの界隈だそうだ。いい街並みで、この…

パティニール/パノラマ

ベルギー王立美術館展at上野国立西洋美術館に行ってきた。 いや、パティニールと直接関係はないのだけど(この画家の絵は展示されてない)、ここにその画像を載っけたのは「世界風景」を創始したと言われる画家のパノラマがどんなものか、気になったのでちょ…

ビックリマン

定本 物語消費論 (角川文庫)作者: 大塚英志,西島大介出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/10/25メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 201回この商品を含むブログ (133件) を見る 悪い意味で流行には流されないタチだ、という自覚がある。 そう思ったきっか…

ライスダール

ここ数日、ライスダールのことが頭をついて離れないのだが、それにしても奇妙なことに、僕はこの画家のことをしばらく忘れていた。 良い絵に出会い直すということは、人と出会うことにも似ている、と思う。自分の若さゆえにその絵の魅力が分からない、そんな…

両てんびん

今日は一日中 "If"節の使い方を考えながらだらだら。 文法ばかりクローズ・アップすれば「使うもの」としての英語まであたまが回らなくなってしまうはある意味当然、だが、コミュニケーションばかりに注意が行くと、まずそもそも十分な文法や語彙が入ってい…

エッフェル塔

エッフェル塔 (ちくま学芸文庫)作者: ロランバルト,Roland Barthes,宗左近,諸田和治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (16件) を見る今朝、バルトの『エッフェル塔』を久々にちらっと…

意図を読む

インテンショナル・ファラシー*1はそれほど大事ではなく、実のところ破るためにあるようなルールだ、とひそかに思っている。というのも、人との対話にしろ、書物にしろ、絵画にしろ、その相手がどんな人なのか、という(漠然とした)イメージをつかむのはと…

ビールのつまみ?

昼間、池袋東武の近くの東京芸術劇場に行ってお茶を飲む。立派な建物だがもうずいぶん古いらしく、屋根がところどころくすんでいるように見える。*1大ホールへと通じる大きなエスカレーターの上から吊るされた天井飾り(金色の四角い物体の群れが不規則に連…

エスノロジー

昨日の本を朝の電車のなかで読了する。話が落ちているような、落ちていないような。エスピオナージのネットワークを兼ねるエスノロジーの知=権力と宗教的言説との関係が気になる。*1前者は後者を相対化しきっているのか?そもそも当時のインドにおいては、…

インド

現在、明日の準備をしながらキップリングの長編を読んでる最中。恥ずかしながらこの作家のものはずっと前に岩波文庫で短編を読んで以来なので、なんだか新鮮に感じる。そういえばその間に "Mary Postgate"は(勿論)読んでいるのだが、これはむしろ第一次大…

リハビリテーション(文体練習)

最近どうも、「書きたい」という欲望が弱まっているような気がする。 正直、これは困りモノだ。書くことで生計を立てているわけではないが、書く作業は僕のやっていることの、欠かせない一部なのだから。少しずつでもまた言葉を書き連ねてゆけば、また書ける…