2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

知のグローバリゼーション

たいそうなタイトルをつけてみたが、内容的には「日頃の素朴な疑問」コーナー。 最近の出版物にはどれもついてますよね、ISBNってやつが。よーく考えるとこれ、洋書でも和書でも区別なくみんなついてる。なんの略号なのかと思ったら、International Stan…

過程への執着

鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)作者: 菊池直恵,横見浩彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/11/30メディア: コミック購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (235件) を見る 旧友からのお勧めで早速読んでみる。はじめはとっつきにくいが、しばらく読ん…

都市とユートピア

夢と魅惑の全体主義 (文春新書)作者: 井上章一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/09/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (41件) を見る ちょっとユニークな都市論かと思って手に取ったみたが、星3つぐらいか。内容について…

もう一つの知

Another Knowledge Is Possible: Beyond Northern Epistemologies (Reinventing Social Emancipation: Toward New Manifestos)作者: Tewolde Berhan Gebre Egziabher,Margarita Florez Alonso,Luis Carlos Arenas,Joao Paulo Borges Coelho,Boaventura De So…

開館

上空から見た国立新美術館。今日開館したようだ、いや、僕はまだ行っていませんが。設計はメタボリズム*1で有名な黒川紀章。2002年に起工し2006年に竣工した。上から見るとまるでミニチュアのようだ。相当ウネウネ。 ところで話は変わるが、2007年2月号のSTU…

翻訳者の使命

輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか? (ちくま新書)作者: 鈴木直出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (51件) を見る 不勉強な話、僕はこの著者のほかの仕事を知らず、この本を手に取っ…

近代化遺産

京都の南禅寺というお寺の境内をぶち抜いて通る、琵琶湖疏水の水路閣。明治時代のレンガ造り。1887年の起工で1890年には竣工している。工事担当者は田辺朔郎(工学博士)。しかし、われながらもっと良い写真が撮れなかったのだろうか。 ここを訪れたのはたし…

たまにはマンガも

GANTZ 20 (ヤングジャンプコミックス)作者: 奥浩哉出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/19メディア: コミック購入: 5人 クリック: 10回この商品を含むブログ (55件) を見る何でもない凡庸な日常に突然、大量殺戮のシーンが挿入されたりするのだが、その…

諸相

イギリス近代出版の諸相―コーヒー・ハウスから書評まで (SEKAISHISO SEMINAR)作者: 清水一嘉出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 1999/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る1999年刊。『本の周辺』という名の小さな雑誌に連載…

年末年始の美術探訪②兵庫県立美術館「芸術の館」

兵庫県立美術館、別名「芸術の館」。訪れたのは1月2日。平成11年に着工して13年に竣工している。設計は安藤忠雄。JR灘駅からは歩いて7〜8分ぐらいか。運河みたいなエリアのすぐ脇に立っている、きわめて立体的な造型で、複合的な階段やスロープの部分が…

年末年始の美術探訪①ビル・ヴィオラ

2006年12月28日(木)、夕方からの仕事の前に、森美術館at六本木にて「ビル・ヴィオラ: はつゆめ」展を見た。 ヴィデオ・アートの歴史や伝統などについてはまったく予備知識を持っておらず、このジャンルに属する実作品を見た経験もほとんど無かったが、ご…

新年の抱負

ブログといっても自堕落な自分では、やっぱり毎日書くというわけにはいかないようだけど、とりあえず新年第一回。 昨年は、中盤ですでにここ数年かかりきりだった作業に(あくまでもとりあえずの)一区切りがついて、そのせいかどうかは知らないが、後半から…