ビールのつまみ?

昼間、池袋東武の近くの東京芸術劇場に行ってお茶を飲む。立派な建物だがもうずいぶん古いらしく、屋根がところどころくすんでいるように見える。*1大ホールへと通じる大きなエスカレーターの上から吊るされた天井飾り(金色の四角い物体の群れが不規則に連なっている)は、「ビールのつまみ」に似ているのだそうだが、やや意味不明。誰のデザイン?

以下のサイト、2枚目の写真を参照のこと。

http://arch.cside.com/f-tokyogeijutsu.html

R.K.については、「スピリチュアル」という言葉が誤解を招くかもしれない。彼はおそらく「超越=表象不可能性」の人ではなくて、徹底的に内在的な神(々)を素朴に直感したがるような感性の持ち主なのかも。隣の無知な老人が聖人でもありうるという現実的な偶然。*2

*1:芦原建築設計研究所の設計で、1990年竣工だそうだ。するともう16歳か。

*2:インドを全体性として表象する、というプロジェクトのためには放浪する聖人という職業が機能的な要素として便利だった、という、ある意味もっと「世俗的」な解釈もあるかな、と後で思い至った。にしても「全体性」という概念が完全に世俗化されうるものかどうかは、ちょっと怪しいような…。