ゼミでエリザベス・ボウエンの例の名作短編を読む。最初は地味でとっつきにくい印象だったが、思ったよりも議論が深まったのはやはり「月」の描き方で、その影響を受けていると思しき、一見普通っぽいキャラクターがじつは一番恐ろしいのでは、という話をしたからか。


先週読んだやつでもそうだが、戦争という非日常を背景にした物語でも、(すれちがいの)恋愛関係を軸に展開する部分があると、やはりある程度想像力がはたらき理解しやすいみたい。そういえばこの日は七夕だった。