年末 - 迂遠なこと

五月雨式に送られてくる卒論の添削とか、締切が近づいた翻訳にあわてて本腰を入れたりしているうちにもう師走も終わり間近。うーん、早い……この休みを有効に活用できているのかどうか。

26日（土）

某研究会 at 三田。２つの発表で普段よりも話題は少なめだったけど、濃密な議論が交わされて都合４時間ほど、とても有益。これからも話題は欲張らずに絞った方がいいかもしれないですね。Caryl Churchill、面白そう。70年代ストの世界にも心惹かれる。いつものところで夕食後、田町駅の南側のbona kitchenという店で二次会。お高いがいい雰囲気のところだった。「生ハム柿」というものを生まれてはじめて食す。

27日（日）

千駄ヶ谷の国立能楽堂で「若者能」というイヴェントに参席。学生1,000円、一般3,000円だから破格の安さ、しかも兄からもらったチケット。解説レクチャーつきの舞台で堪能する。狂言「附子」は分かりやすく、能「一角仙人」はやや高尚なかんじだが、岩屋から解き放たれる龍神役に幼稚園児二人を配したのがかわいらしくてよかった。能の舞台にとって人物とか物語は体の動きや拍子を演出するための骨組みでしかないみたいですね。全体を包むリズム感が非常にインパーソナルで心地よく、イェイツとかパウンドとかモダニストが惹かれたのもそういうところだったのか、とかいい加減なことを考える。来場者にはスポンサーから和菓子のお土産までつくのでたいへんお得。良いイベントですね。

28日（月）

一日中部屋を掃除、した割にはあまり片付かず。壁を少しキレイしただけでも満足すべきか。

29日（火）

品川の某ホテル一室にて、先日PhDを取得した友人のお祝いパーティにちょっとだけ参加。本当にめでたい。

なお、この休み中これまでに観たDVD。