第43回

昨日は四谷にて、私大系英文学科連盟のようなものの会合。院生さんが主体的に動いてgraduate conferenceのようなものを続けるのももう43回目という話なのだが、そういう学会があるという話は今の職場で働き始めるまでまったく知らなかったものの、そういうのがちゃんと連綿と続いて行っているのは、とてもいいことだと思った。他大の先生・院生との交流機会にもなるだろうし、せっかくだからもっと拡大して、公立大学にも門戸を開放してはどうか(でも、あまり大きくすると運営が大変でしょうね)。他大の先生お二人と一緒に一つの部屋に張り付いて、三つの研究発表を伺う。Wesley Staceのヴィクトリア朝に材を取った疑似歴史小説、Katherine Mansfieldと戦争、ForsterのHowards Endにおける女性化された男性について。最初の発表は作家の名前すら知らなかったが、歌手でもある小説家ということで、面白そうだと思った。懇親会後、なぜかR大系の先生・学生さんたちに混ざって新宿の某英文学バーで二次会。たまたま隣に座ったM大のK先生から、H.D.とかクリステヴァの再評価とかのお話を伺い、興味を引かれる。H.D.はつねづね重要そうなのになんか日本ではあまり読まれていない感じがしていたので、ぜひやってほしい。ひさびさにやや酩酊、心地よく酔う。


この前日は町田の某高校に出張授業。最近週末が無くなることが多い……。