1984

月曜社のブログで来月の近刊予告を何気なく見ていて、急に手が止まる。

26日『一九八四年〔新訳版〕』オーウェル高橋和久訳 ハヤカワepi文庫 903円

……うーん、なるほど。そういえば現在の時点だと手に入りやすい訳はひとつしかないよな、しかも1972年刊か……誰か、新訳ださないのかなあ、やるんだったら、やっぱりXX先生なのかな、などとつい最近ぼやっと考えていたばっかりだったのでびっくり。まさかこの人が来るとは予想だにしなかったわけだが、言われてみるとこれはかなりハマっているのではないだろうか。後期の授業で教科書にしようと思っていたので、いいタイミング。*1


すごく楽しみです。

*1:冷戦のイデオロギーも批評的分析の対象とできるほどの距離を取れるようになった現在、それに沿った解釈をいったんご破算にして、オーウェルが本当に言いたかったことを新鮮な目で読み直すことが、いまこそできるようになってきたのだと思う。でも、自分がやるとしたらまたぞろ2〜3年後かな? などと。