つぎはこれで

Realist Vision

Realist Vision


広島以後、事務的な後始末と新しい仕事の準備が重なる、やや辛い時期。でもまあ、そういうなかにも、「つぎはこれ」という図書をいくつか目星をつけて読み始める、そういう時間はやっぱり楽しい(徐々に迫りくる締切は別にして)。新進気鋭の批評家の冴えわたるキレ味とはまた別の、熟練の味というものもあり、Peter Brooksのこれは、「新しい」ことはどれくらい言っているかはわからないが、ともかく読んでいて書き方の巧さがきわだつ。わくわくしてくる、というのは、やっぱり面白いということなのだろう。うん。写真がきれいだったので上はペーパーバック版にしたが、ハードカバーは2005年です。