浅瀬

昨夜はロンドンから一時帰国中の友人を囲んで本郷の「浅瀬川」へ。およそ2年ぶりぐらいのちゃんこ鍋だが、ここは鳥出汁の透明スープが格別に美味しい。美食にはあまり興味がない僕が、唯一断続的にでも通い続けているお店。さくっとしたさつま揚げもまた旨い。なにかと騒動の多い相撲界でも、これだけ美味しいちゃんこ鍋が作れたるんだったら、存続する価値はあると思う、っておい。女将さんにうかがったところでは、浅瀬川が引退して店を開いてからおよそ34、5年、本郷に来たのが30年ぐらい前で、今の場所に引越しって約10年ちょい、微妙に個人史とかぶっているような気がする。ちなみに、ロンドンはいま、かなり寒いらしい。


年末までいろいろ持ち越していた仕事だが、なんとか一息つけそうな気がしてきた。2007年度は前半に確信犯的にサボっていたからなのか、年末になって急に仕事が増えてきて、研究の面では、12月が一番忙しかった&働いた気がする、といってもたいしたことはないけど。でも、ブログの更新も遅れ気味だし、読書録でも展覧会記でもなくて、もうかんぜんな折々の日記と化してしまった…。


近年のベネディクト・アンダーソンの不思議なノリノリ感と、かなり対照的な最近のT.J.クラークの不可解なメランコリーについては書いておきたかったんだけど、まあいいや。また気が向いたら。


昨日丸善で新訳『カラマーゾフの兄弟』1、2巻を入手。ゆっくり読もう。