本日のつぶやき

あまり文学には縁が無さそうな若者たちだなあ、と思っていたら、本日とつぜんそのうちの1人が「ジェイン・オースティンのような普通のものが読みたいです」とつぶやいているのを耳にしてちょっと軽いショック、を受けてしまった私は、もしかしたら、最近、「文学」という言葉をほとんどオーソドクシーとは結びつけず、やや特殊なニーズばかりを想定しがちになっていたということなのだろうか、とふと反省する。バック・トウ・ベーシックか? 古典新訳の時代か? 正典への回帰なのか? いやいやいや…本日は書類を発送し終わった後やや気が抜けている…。永遠のスタンダードか…とひとりつぶやく真夜中に。*1

*1:ちなみに、べつの時間では、ある若者が「ムラカミハルキって大衆文学じゃないんですか」と言って来たが、そのような質問が出るということが現代の文化状況に持っている含意はなんだろう、と沈思する日々。では、not 大衆文学とはなんだろうか、と質問に質問で答える詐術。気分転換に現象学的還元したいなあ。