蔵書の荷解きをする

遅ればせながらようやく引越しの具体的なプランを練ったので、荷造りを始めるつもりで部屋の隅々に置いてあったダンボールを空けてみると「読んだ」という事実だけしか覚えていない蔵書がごっそり現れる。主に文庫本だが。それでも、恐ろしい物量だ…おかげで、行くつもりだったイベントにも行けなくなってしまった(残念)。こうやって読んでは忘れ、読んでは忘れ、我ながら、いったいぜんたい何のつもりなのだろうな。


せめてこうやって書き留めておくことが記憶の一助になればいいけど。というわけで、最近読んだけれどメモしておかなかった本。


ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)

ためらいの倫理学―戦争・性・物語 (角川文庫)


集中講義! 日本の現代思想 ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)

集中講義! 日本の現代思想 ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)



3冊目は、昭和の前半を扱った上編しか持っていないものと思っていたら見つかった。ちらっと読み返したらおぼろげな記憶がある。どうやらずっと以前に読んでいた模様。こうやってまとめて読むと、なんとなく、70年代以降の批評の漠然としたイメージが形成される。といっても実のところかなり選択的なイメージでしかないのだが。その70年代の雰囲気がどんなだったのかが気になる。「シラケ世代」って何?