ストライキ

The Rotters' Club

The Rotters' Club


これを読み終わる。面白いです。70年代のストの時代を背景にした青春小説なわけだが、プログレからパンクへといった移り変わりも主人公たちの時代経験に編みこまれている。主人公の弟は続編でニュー・レイバーの若い政治家になるアンファン・テリブルなのだが、その13歳くらいの少年が鼻歌でセックス・ピストルズを得意げに歌う。作者はパンクをあまり評価していないのかな。でも、こういう歴史(現代史)を織り込んだフィクションって、アンドレア・レヴィとか最近はやっているのだろうか。