これで一息

通常授業の最終週をこなしつつ、台風やインフルで休んだ分の補講を行い(今学期は補講だけで4コマ)、試験監督なんかもしつつ合間で準備してきた修論・卒論の口頭試問も片づけてようやくこれで一息。しばらく怒涛のような生活だった……。と、いいつつ以下のものもようやく読了。


1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1


1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2


講義でやっていたオーウェルに関連するかと思って読んだけど、結局ほとんど関係なしと判断。いつもの村上ワールドでした(といっても、そこまで彼の小説をこまめに読んでいるわけではないのですが。結構久しぶり、たぶん『アフターダーク』以来かも。)なんか途中で失速している感じがしたけれど、続編が出るらしいから、これは中だるみ、ということなのか?


追記

そういえば宗教つながりで、下の本を読んでいたのを思い出した。60年代の初頭だけど、カルトとかそういう話にならないのは、キリスト教には修道院とか、出家みたいな制度がしっかりしているのかな、とか。いや、これは作家性にはまったく関係がないが……しかしマードック、小説家にしておくにはちょっと理性的すぎるのではないか。なんか構成の論理が先走っている気がする。


The Bell (Vintage Classics Murdoch Series)

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