SFつづき

ここしばらく、海のものとも山のものともつかない読書を続けているのでブログに書くことがない。いろいろ知的刺激を受けているのはたしか。さて、どうなるか。ここ数日は、SFの続き。




かたやフィリップ・K・ディック、もういっぽうはル・グウィン、黄金の組み合わせ。『マイノリティ・リポート』かなり面白い、これを使って「視覚性」についてひとしきり講義でもすることができそうだ(もう誰かやってるだろうけど)。でも、なんで最近のスピルバーグはあまり評判が良くないのだろうか。


後者は「夢を見るたびに世界が変わる」という奇抜な物語ながら、夢を見た本人以外は変化に気がつかない、というとぼけた設定。前者のCGばりばりに比べると見劣りするけど、こういうのもアリか。


話が飛ぶが、今朝の新聞によると今年は「日英修好通商条約調印150周年」を記念して、 "UK-Japan 2008" なる記念事業が数々開かれるという話。この記念、ちょっとこじつけていないか? 言われなければぜったい忘れている。でも、「英国美術の現在史」展(4月から六本木森美術館)、「ジョン・エヴァレット・ミレイ」展(8月からBunkamura)、「アーツ&クラフツ」展(2009年1月から東京都美術館)などなど、けっこういまから楽しみだったり。『ウォーター・ホース』はどうでしょうね。