A文学会

2日目に参加(前日は参加できず、本当に残念だったが)。最初はフォードと回避の戦略。緻密な読みのおかげで小説のディテールをいろいろと思い出す。二つ目は靴墨と煙突の話。ゴッホディケンズの愛読者だったらしい。三つ目は戦間期の多産性について。このころの出生率を知ることはできるか? 四つ目はマルカム・ラウリーの『ウルトラマリン』について手際の冴える読み。とりあえず素材がとても面白そうなので、これはぜひ読んでみよう。午後は他学会乗り入れの現状認識と今後の課題について。とりあえず問題意識のシェアということか。特別公演は詩の意味と音声について非常にクリアな説明を受けつつ同時にイギリス現代詩への最良の入門になっていたので、これから新読者が増えるか(だが、題材になったプリンの詩集は日本では入手困難なのではないか?)。


夜は講演者を囲んでの食事会。お疲れ様でした。